技術・表彰実績

トンネル覆工展開図自動作成システム

トンネル覆工展開図自動作成システム

Technology & Awards

トンネル覆工展開図自動作成システム

― 第八回 インフラメンテナンス大賞 技術開発部門 総務大臣賞 受賞 ―

株式会社伸浩技建は、公共インフラの維持管理に携わる技術者として、
「現場の負担を減らし、点検の質を高める」ことを目的に、
トンネル覆工展開図自動作成システムを開発しました。
本システムは、その技術的有用性と社会的意義が高く評価され、
第八回 インフラメンテナンス大賞 技術開発部門において、
総務大臣賞を受賞しました。

トンネル点検で「展開図」が必要な理由

トンネルの安全を維持するためには、内部のコンクリート(覆工)の状態を
ひび割れや劣化の位置が分かる形で記録・整理する必要があります。

その際に用いられるのが、トンネル内部を平面に展開した「展開図」です。
展開図は、点検結果を正確に共有し、補修計画を立てるために欠かせない資料ですが、従来は作成に多くの時間と労力がかかっていました。

覆工展開図の例
従来の課題

これまでの展開図作成には、次のような課題がありました。

  • 手作業による作図で、時間がかかる
  • 作業者の経験や技量によって品質に差が出る
  • 転記ミスや記載漏れなど、人為的ミスが起こりやすい
  • 技術者の負担が大きく、点検業務全体の効率が下がる

こうした課題は、現場の負担増だけでなく、点検結果の活用や将来の維持管理にも影響を与えていました。

トンネル覆工展開図自動作成システムとは
現場での計測の様子

本システムは、点検で取得したデータをもとに、トンネル覆工の展開図を自動で作成する技術です。

複雑で時間のかかっていた作業をシステム化することで、誰が作業しても、同じ品質の展開図を短時間で作成することが可能になります。
専門的な作図作業を支援し、点検結果の整理・確認・報告までをスムーズに行えることが特長です。

導入による効果

本システムの導入により、次のような効果が期待されます。

  • 展開図作成作業の省力化
  • 作業時間の大幅な短縮
  • 作図品質の均一化
  • 人為的ミスの低減
  • 点検業務全体の効率向上
表彰実績について

本システムは、公共インフラの長寿命化と、維持管理業務の高度化に貢献する技術として評価され、
インフラメンテナンス大賞 技術開発部門 総務大臣賞を受賞しました。

これは、現場目線で培ってきた技術力と、社会課題の解決につながる取り組みが認められた結果です。

表彰・受賞のイメージ
自治体業務での活用を見据えて
トンネル覆工展開図自動作成システムは、国や自治体などが実施する点検・維持管理業務での実用性を重視して開発されています。
点検精度の向上はもちろん、報告資料作成の効率化や業務負担の軽減にも貢献し、
社会インフラを「安全に、長く使い続ける」ための技術として活用が期待されています。